JIVEによるデヴィッド・アーチュレッタのマーケティング戦略・・・・方向転換は時間の問題? [勝手な意見]
デヴィッド・アーチュレッタのニューアルバム"The Other Side of Down"がアメリカで発売されて1ヶ月が経過しました。
第5週もかろうじてBillboard200にはとどまっているものの、決して売り上げが順調とはいえませぬ。(← かなり控えめな表現・・・・^^;)
そもそも、レーベルのJIVEさんは、デヴィッドをどう売ろうとしていたのか?
その答えは、発売日直前の10/4にビルボードから出た記事の中にありました。
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<前半略>
アーチュレッタのアイドル後のファンベースを固めたありきたりのバラードから現代的なポップサウンドへの移行は、彼を、現在ティーンおよびトゥイーン(8~12歳くらい)を席巻しているジャスティン・ビーバーやマイリー・サイラスと同じラインに並べることになった。
実際に、2009年の「iカーリー」や「ハンナ・モンタナ」といった番組への出演は、アーチュレッタのファン層をティーンおよびトゥイーンに著しく広げた。「あれ以降、多くの子供たちがぼくのことを認識するようになった」と彼は言う。
“The Other Side of Down”のキャンペーンはこの年齢層にかなりの重点を置き、バック・トゥ・スクール(学校に戻ろう)キャンペーンと共に、全米750校の中学校および高校で繰り広げられている。JIVEレーベルのマーケティング担当重役ニコル・ビルゼリアンは、9/27にキックオフされたこのキャンペーンでは、しおりやロッカー用ポスターなどのプロモーション用グッズと共に、学校のラジオ放送やTV放送用に、“Something ‘Bout Love”のシングルとプロモーションビデオを配布するのだと言う。
「デヴィッドの中心購買層がティーンおよびトゥイーンであることと、アルバムの発売時期を考えると、これがデヴィッドのファンに直接働きかける方法なんです。そして、彼らをプロモーショングッズであふれさせるんです。」
彼女は、レーベルは、さらにアーチュレッタのウエブサイトと彼の携帯電話ファンクラブに焦点を当てるのだと付け加えた。携帯電話ファンクラブには4万人を超える会員があり、ソニーの中でも最大規模である。「これまで、大成功を収めてきています。彼はとってもアクティブですから」とビルゼリアン。「彼が電話をかけて、ファンに直接メッセージを残すんですよ」
ビルゼリアンは、アーチュレッタの家族に好かれるイメージそのものが、Justiceなどの、全米に900店舗を有するティーンおよびトゥイーンの女の子をターゲットにライフスタイルを提案するブランドとのタイアップを容易にするのだと言う。
「デヴィッドの中心となるファンベースの大部分が、Justiceの顧客層と被るんです。」とビルゼリアン。「そこで、我々は互いに協力してプロモーションできないかを協議中です。これによってデヴィッドのこの層への認知度が高まるし、デヴィッドの方からはJusticeの店舗、オンラインそれにコミュニティに音楽を提供できるというわけです。」
アーチュレッタは、リリース後のラジオ局ツアーで、インタビューだけでなくパフォーマンスを行う予定である。「私たちは、彼がパフォーマンスすることができる場を選んでいるんです。パフォーマンスこそが彼の資産ですから」とビルゼリアン。「彼はステージに上がって歌い、みんなを楽しませるんです」
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ほおお。
へええ。
JIVEさん・・・・その方向性は・・・たぶん・・・いいえ、きっと・・・はずれです!(すまん)。
いえ、気持ちはわかります。
19歳のアーチスト(しかも男性)には、一般的にそれより若い層の女性ファンが付くのが当然でしょう。
それに、彼はいちおう「アイドル」ですし・・・^^;。
でもねえ、その作戦、ぜんぜん成功していないと思います。
ここ1ヶ月の間に、私がちょろちょろとファンサイトを覗き、情報を収集している限りにおいて、その750校に配ったというプロモーション・グッズについて触れてある記事だかコメントだかを目にしたのは、たったの一度。しかも、その内容というのは、記憶している限りでは、こんな感じ。
↓
「なぜか、うちのクラスの先生が、"デヴィッド・アーチュレッタのしおりがあるから、ほしい人!"っていうので、もらいにいったの。そしたら、かなりの数があるみたいだった。で、次の日には、ポスターもあるのよ。ほしい?っていうのよ。なんでうちの先生があんなの持ってるのかしら。ヘンなの~」
あらら・・・
そりゃあねえ、これが例えばジャスティンやマイリーなら、そのグッズは引く手あまただったのかもしれません。
でも、デヴィッドの場合は、とにかくそれが現実なんです。
SBLにいたっては、学校放送でかかったかどうかはまったくの未知数ながら、
ラジオでのオンエアはまったくダメ。
プロモーションビデオも売れたって話は聞かずじまい。CrushのPVがVH1でNo.1になったのとはだいぶ様子が異なります。
そして、Justiceっていうのは、いったい何ごと!?
え?もっと客観的な情報が知りたい?
そういうあなたは、某pさんのデータ館へどうぞ~。
どうです?
かなり落ち込んだ??
あるいは、わが意を得たり!という人も(笑)。
では、すこ~しだけ、明るい情報を。
「続きを読む」からどうぞ♪
以下は、某A○Aでアップした動画(大半が"Save The Day"と"Crush Remix" それに少しだけ「ハンナ・モンタナ」の日本語版)のデータです。総視聴数は約58,000。
視聴時期:
視聴者の国別状況:
視聴者の年齢層&性別:
ほほほ、いがでしょう?
一見これを見ると、なんだ、ティーンが結構いるじゃん!と思えないこともないですね。
ただ、これだと1年以上前のデータが大半であるように見えます。
そこで、、ここ1年(視聴数約16,000)、ここ半年(視聴数約8,500)、と期間を最近に絞って見てみたところ、むしろティーン(約40%)と男性(約30%)が増える傾向が!
いちおう、ティーンをひきつける要素が強い「ハンナ・モンタナ」を省いて、"Save The Day" に絞ってデータを見てみても、この流れは同じでした。
なお、この場合、
・一般的に、YouTubeに実年齢を登録する人がどれくらいいるのか(どちらかといえば若く申告するんじゃ・・・)、とか、
・某A○Aでは近ごろまったく動画をアップしていないので、最近のデヴィッドファンが見ている数字とは、かなり異なるのではないか、とか、
・男性の数字が多いのは、人生に迷っている人たちが救いを求めている(Save the day!)のではないか、
というような要素は、一切無視しています。
あしからず~。
いずれにしても、米国のJIVEさんはともかく、日本のソニーさんに限っては、間違ってもデヴィッドがトゥイーンに人気があるとは思っていないでしょう(っていうか、誰もデヴィッドのことを知らんでしょう)。
ティーンに対しても、すでにかなりの疑問符が付いていることと思われます。
そして、おばちゃん層に対しては・・・・
どうなんですかっ、ソニーさん!?(笑)。
私としては、もういいかげんに、素直に氷川きよし路線にいったらいいと思うのですが・・・(笑)
だってほら、ふたりには共通点がこんなに!
- 歌が群を抜いてにうまい
- おばちゃん、おばあちゃんに大変に人気がある
- 年齢層の高いファンに親切
- 玄人受けする(業界にファンが多い)
- それなりに整った顔立ちだが、今風ではない
- 服装センスがいまいち
- 適齢期なのに、浮いたうわさがひとつもない
posted by riku at 2010-11-07 23:26
コメント(18)
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あはは
きっとハーバード大学でお勉強した人とかが
リサーチしてこれでいきましょうとかいって、こけた。
これからが本当の歌手修行ね。
辛く曲がりくねった道かもしれないけれど
応援するわ。
by mebaru (2010-11-08 09:37)
氷川きよし路線....[__たらーっ]
姉にデヴィッドのクリスマスアルバムを聴かせた時、なんか演歌みたいな歌い方って言われました。
しかも、その歌声はサブちゃんのような風格すらある。姉の義母70代は、きよしくんの大ファンです。
う~ん、やはりティーンには、ときめきの要素が少ないのかな。
じゃあ、いっそすごーいスタンダードな名曲集のアルバムでも出してみるとか、とにかく、歌が群を抜いてうまいのは確かなので、聴いてもらう機会がふえるといいんですけどね~。
プロモーショングッズがこけたのは、あるいみ納得しました。
時代遅れの男でも、またそこがいい味だしてると思うんだけど。
GO DAVID [__グー]
by reiko (2010-11-08 14:50)
うん・・・Justiceってモールにあった・・・
すっごい「お子ちゃま系」だよ・・・
こっちの子は「おませ」だからこういうお店にいくのは小学校くらいまでじゃないかな・・・
はっきり言って小学生でも数年前のブリットニーの影響で「見せ見せ系」だもん・・・[__あせあせ]
確かにDavidはお子ちゃま向きじゃないよね。
「氷川きよし路線」ってすごい的を得ていると思う。
お子ちゃまたちには彼の良さはわからないと思う。
いまだにラジオで彼の歌かかっているの聞いてないし・・・
りくちんのDavidと氷川きよしの共通点に座布団10000枚!!!
あ、ところでこの間久しぶりにショッピングってものに行ってきましたが、なんとDavidっぽいファッション(ボーダーとか)がけっこうあった。
一応流行りは取り入れているんだけど、それがオシャレに見えないところがやっぱりお子ちゃま連中に理解してもらえないところなのかなぁ・・・
こうなったらハデに「氷川きよしファッション」でがんばれ~~~!!!
あ、シェイマスくんも一応応援してるんですよ・・・[__あせあせ]
CDもちゃんと買ったし・・・
by シェイマス (2010-11-08 15:17)
アメリカで半年Davidの追っかけをした感想としては、時がたつほどファン層が高齢化してきたな、というものでした。私(40代)的には、コンサートに行ってもだんだんと居心地が良くなってきたと感じでしたけど。(笑)
AI終わったばっかりは確かに、ツイーンティーンのファンも沢山いたと思いますが、きっと彼らは、別の誰かに3ヶ月経たずとうつってしまったでしょう。VIPに来ていた、ティーンのファンの子も、自分も彼氏いない暦18年だから、Davidに共感出来ると言っていて、今まだファンでいる子達もおとなしめの子達が多いのかも。
以前、Davidのイギリスでのコンサートに追いかけていったファンの人達のDavidと一緒に移っていた写真を見た時、Davidのファン層を凄く象徴しているなと思いました。まさに老若男女、なのでDavidのファン層をカテゴライズするのは、無理なのでは!
はやく、ティーンエイジャーで無くなって、ティーンのアイドルという難しい立ち位置から脱却した方が楽なのでは‥
そのためにはJivaから卒業した方がいいのかな?
よくわからないけど、頑張ってほしいです‥
by chappy (2010-11-08 15:27)
あの、氷川きよしの歌って聞いたこと無い[__ぴかぴか]
聞いてみようかな
by mebaru (2010-11-08 16:37)
おっと。ひさびさに来てみたら、こんなことに!!??
ふふふ。
ずんずんずんずんどこ、あーちーっ。
ってわけですね。
・・・・って!やだやだやだっぁぁぁぁぁぁ!!!!
大大大反対!!
なんかキラキララメ入りのジャケットとか着せられそうでやだーーっ。
そうは言っても、どうしたってジャスティンくんと同じ土俵に立つのは苦しそうだから、やっぱりここは「健康的若者応援なら任せろ」なディズニー映画の主人公になるしかない?!!
あ、そしたら、ライバルはザック?
・・・・う。
by NB (2010-11-08 19:27)
むむ・・・氷川きよし路線、的を得てるかもしれませんね。
Falling Starsが三枚目のシングルで出た時、JIVEがデヴィッドのジャンルをPopsからHAC路線に切り替えたようだと言われましたよね。あまり正確な知識が無いけど、Hot Adult Contemporary かしら?(この略語の意味が違ってたらごめんなさいね) 今頃戦略変更しても・・・・だから最初っから!!!
でも、これからでも遅くないですよねっ、ねっ?
by kaychan (2010-11-08 21:55)
んんん~~~
デヴィッド、おとなだよね。
あの新曲のレビューとかね、ティーンはときめかないよね[__ドコモポイント]
でも、実は、おこちゃまだもんね~~
あのリスさんと僕を見て、ときめくのは、やっぱりおばちゃんなのか[__モバQ]
よくわかんないけど、やっぱりラブソングは歌おう!
応援しますいつまでも❤❤❤❤❤❤❤❤❤[__揺れるハート]
業界にファンが多いから大丈夫だよね^^
by hirorin (2010-11-08 21:56)
mebaruさん・・・いや、意外にそんなところかも。
ファーストのデータに基づくと、そうなるもんねえ。
いまは、ビーバーやジョナスに浮気した、例の有名動画の女の子たちも、あのころはトゥイーン・・^^;。
by rikuchan (2010-11-09 22:44)
reikoさん、永遠の名曲集とか、ぴったりだと思いますよね~やっぱり。
まあ、デヴィッドのほうがジャンルは広く歌えると思うので(演歌が歌えるかどうかは不明ですが・・)、なかなか楽しいアルバムができそう。
日本でいうと、ミュージックフェアみたいな番組が似合う・・・
プロモーショングッズ、個人的には、きっと写真の選択がとんでもなかったんじゃないかと・・・(^_^;)
例えばこのTシャツとか、ありえん・・・[__もうやだ~]
http://www.hottopic.com/hottopic/WhatsNew/Music/David-Archuleta-Crush-Girls-TShirt-486479.jsp
by rikuchan (2010-11-09 23:02)
シェイマスくん、お子ちゃまが見せ見せ系っていうのは・・・(-_-;)
シェイマスくんは、氷川きよし、知ってるんだね。
歌はうまいよ~。
股旅ものも、正統派演歌も、一昔前の歌謡曲も・・・^^;
確かに、デヴィッドは、いちおうその年代の子が一般的に服を買うお店の服を購入しているらしいのよね。
そして、体つきもけっして悪くない。
それなのになぜ・・・・?[汗汗]
by rikuchan (2010-11-09 23:09)
chappyさん、さすがに経験者の言には重みがあります。
時の経過とともに、高齢化・・・[__ふらふら]
まあ、いまの時代にはぴったりですよね!(から元気)
まあねえ、FODの面々も、ツイッターで一生懸命がんばってるジョンさんも、いつも動画や写真を出してくれるシェリーさんやジェニファーさんも、みんな私たちの仲間年齢~♪
でも、そうはいってもレーベルは大手のほうが格段にプロモ力やアーティストの扱いが違うと思われるので(エリオットやジェイソン、カーリー姉さんやブルックのプロモは、やはりだいぶ厳しいですし・・・)、別のレーベルと契約できない限り、JIVEにいたほうがいいのではないかしら。お払い箱になれば別ですが、RCAとか、同系の別レーベルに移るという可能性はあるかも。
by rikuchan (2010-11-09 23:17)
mebaruさん、氷川きよしの歌
↓
①股旅もの
http://www.youtube.com/watch?v=5zmtcME32_E
②正統派演歌
http://www.youtube.com/watch?v=rSRSrafyDTw
え?もういい?(苦笑)
氷川きよしを動画で探すなんて考えてもみませんでしたわ~。
by rikuchan (2010-11-09 23:24)
NBちゃん、でもね。
ずんずんずんずんどこ♪ だって、アメリカ風に言えば、"Shop Around"だし、
股旅ものは、アメリカ風に言えば、さしずめ西部劇。
デヴィッドがローハイドとか歌ったら、ぜったい似合うでしょ~(笑)。
キラキララメ入りのジャケットだって、デヴィッドはすでにAIツアーで類似品を着用してたじゃないか~!
ディズニーランドだって、日本風に言えば、さしずめ・・・・
太秦映画村![__ダッシュ][__ダッシュ]
by rikuchan (2010-11-09 23:31)
kaychanそうです、ホット(!)アダルトコンテンポラリーです。
いまいち歌詞の内容がジャンルについてこないのが気がかりですが、ティーンアイドル系よりはずっといい・・・はず!
まだ多少試行錯誤はあるでしょうが、息の長い歌手であることは、間違いないですよね!
by rikuchan (2010-11-09 23:36)
hirorinさん、たぶん、ティーンは、リスに話しかけて喜んでる19歳の男の子には、トキメかないのではないか、と思います・・・(笑)。
まあ、個人的には曲はラブソングでなくてもいいんですが、ラブソングを外すと各段に選択肢が狭くなることだけは間違いないですよね。恋愛は、ティーンの関心ごとの大きな要素には違いないし。
こうなったら、どんどんチャリティや公式行事に参加して、どんどんお偉いさんに取り入る(なんてことはできないだろうから、知り合う)のが歌手生命を永らえさせる近道か!?
by rikuchan (2010-11-09 23:41)
心配する人がいるといけないので、一言付け加えておくと、そうはいってもコンサートに来る大半は若者でしたよ〜
私は前の方で観たかったので、そうなると値段の高いチケットの場所になるし、大人は早めに席に着くので(笑)どうしても中高年が多そうだなあという感想をもったのかもです。
そうか、メジャーレーベルにいないと、確かにプロモーションにしても制作にしても使える金額が桁違いという事になるかもしれませんね。
そう思うと、心配になってきました。アリソンはJiveから、さよならされちゃったんですよね。
う〜ん、やっぱりアルバム売れてほしいです。これからのホリデーシーズンに期待します!
by chappy (2010-11-10 11:38)
chappyさん、そうか、よかった、若者がいて![ニコニコ]
おっしゃるとおり、彼の場合は、この年齢層限定っていうタイプではないですよね。
現時点では、子供たちは移り気で、大人はそうでもない、っていうだけなのかもしれません。(子供たちの1年と大人の1年は、だいぶ違いますし・・・)
クリスマス・アルバム、今年はうまくいけば期待できるかも。だってほら、モルモンタバナクル合唱団とクリスマス・コンサートをやりますからねえ。
宣伝効果はかなり高い!かも・・・。LDS教会の人々が1家族1枚買ってくれても、すごいはず!
by rikuchan (2010-11-11 22:45)