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マスタークラス・レディのアルバム評(3) [Debut Album]

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「Running」
このアップビートの曲はデービッドによって見事に歌われているわ。この曲の最初の音節から、彼の声のエネルギーは伝染性で、とっても簡単に感染するの。ここでもまた、この曲はCDの中での1曲前の曲、心温まる曲「You Can」と素敵なコントラストをなしているわね。
歌詞の中にもリフレインの中にもある、デヴィッドの声の上昇するエネルギーが大好き。彼の声は、メロディーラインの中に自信に溢れたボーカルの芸術性を包み込んで、言葉に表現豊かな透明感を持たせながらも明瞭に発音しているの。
この曲のレコーディング中に何かとっても楽しいことでもあったのかしら?彼の声の中に陽気な感じが聞き取れるの。特に曲の終わりに近づくにつれて、美しいヘッドボイスの中にね。これはCDの中で一番難しい曲ってわけじゃないけど、デヴィッドがこの曲を楽しんでいるのは明らかね。私もよ。この曲には素敵で耳に残るリズムがあるわ。でも結局のところ、この曲をハイスタンダードなナンバーにまで持ち上げているのは、彼の声なのよね。

「Desperate」
この出だしは巧いわね。“Desperate” が何度も繰り返されるの。それで音がとっても自暴自棄(desperate)な感じなの。巧みな音声効果に感謝だわ。
それから、デヴィッドのバリトンの声が激しい感情と共にはじまる(“kicks in”)の。ここは、私に少し“Apologize”を思い出させるわ。ちょうど彼が“Apologize”をCDで録音したらこんな感じかなって。デヴィッドの声からくる激しい感情とパッション、それに彼の技術的能力の持続力のものすごさを聴き取ることができるわ。
彼の年齢を考えると、すべての曲に対するアプローチの仕方は明らかに洗練されていて、各曲の中に感情のコアが顕著に現れているの。この曲は、CDのなかのほかの曲と一緒になって、デヴィッドに「深く掘り下げる」ように勇気付けているの。そして彼は芸術的な決定とパッションを持ってそれを実行しているわ。
彼は、自分の音域をすべて探索していて、しかもそれを継ぎ目のない自由な方法でやってのけているの。私は、ほんとうに、ほんとうにこの曲が好きだわ。この曲は彼の人格の暗い部分に焦点を当てているわ。それが本物か、真似たものかは別だけど。
この曲は、この若者が、様々な寸法の感情というパッケージを身につけてレコーディングに望んだことを証明しているわ。彼はこのCDを、愛のバラードばかりで構成することもできたのよ。それならデヴィッドがとても上手に表現できるから。でも彼は、自分の芸術的人格のすべての面に焦点を当てることを絶対的に確実に行ったのね。これについては彼を称賛するしかないわ。

「To Be With You」
この曲は、世界中の結婚式で永遠に歌われ続ける曲だわ。それに新郎・新婦のオフィシャルダンスとしてリクエストされるでしょうね。これこそまさに私が恋をしたデヴィッドよ。「余分なものをすべて省いたボーカル」。すべての感情があまりにもリアルで、そして限りなく透明だわ。
それに、この曲にはアメリカン・アイドルの新審査員カーラ・ディガルディが登場するわね。彼女の声は、デヴィッドの声を美しく、巧みに補完しているの。彼女はE・キリアコーと一緒にこの曲を作曲したひとりでもあるのね。
この曲は正に宝石よ。本物の宝玉。デヴィッドの声は表現力とパッションに溢れていて、誰もがただ座って彼の声の美しさと誠実さを堪能するしかないわ。彼は、教えることのできない、もっとも高いレベルで物語を語っているの。デヴィッドの持続力の強さと声の表現力は、「優れた」というレベルを超越しているわ。
それに、このレコーディングの時にはデヴィッドはピアノを弾いていないけど、ライブでこの曲を歌うことがあったらその機会があるわね。彼がピアノの後ろに座っていることに疑問の余地はないわ。この曲ははそのために書かれたんだ、って私は確信しているの。それこそ、とても心温まる拍手喝さいのシーンになること請け合いだわ。
この曲の精神性、ほとばしる感情、心を溶かす歌詞とメロディの美しいまでのシンプルさは桁違いで、絶対的にインスパイアされるわ。

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う~ん、また結婚式ソングが出ましたね。
まだ結婚していないあなた、
You Can  → To be with You → Longer  のフルコースで式を挙げれば、失敗しないかも?
(あれ、誰か、絶対違うぅぅぅって言ってる?)



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マスタークラス・レディのアルバム評(2) [Debut Album]

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マスタークラス・レディのアルバム評の続きです。

「My Hands」
この曲のデヴィッドが疲れているように聞こえるのは、私だけかしら?彼はこの曲を午前3時にレコーディングしたか、ツアーに追われてレコーディングスタジオで慌てて録音したんじゃないかしら。私は、この曲で初めて、彼の言葉が聞き取りにくいと感じたわ。
彼がただ曲に特に注意を払わなかっただけかしらね。彼の立場にいる多くのほかの歌手のように、歌詞やメロディーに心や魂を心底込められなかったのかもしれないわ。
いずれにしても2番の歌詞では、彼の言葉が明晰になってはきているわね。でもこの曲はデヴィッドの本物の芸術性を語ってない。彼の声が全く生かされていないわ。それに彼の高音域が疲れているように聞こえるし。それでもデヴィッド・アーチュレッタだからこそ疲れた声でも完璧なピッチで歌えるのよね。それだけでも彼の才能の証だわ。
この曲についてはこれで終わり。次の曲に行きましょう。

「A Little Too Not Over You」
ファンのメッセージボードやブログは、もうこの曲の話題で持ちきりね。次のシングルとしてリリースが決定しているけど、それだけの価値はあるわ。デヴィッド・アーチュレッタとその友人達によって見事に作曲されて、一分の隙もなく制作されているわ。
デビッドの声は、出だしからエネルギーに溢れていて、軽快だわ。曲の作曲者の一人として、デヴィッドは歌詞にも音楽にもとっても入り込んでいることが明らかだわ。
この曲にはすばらしい和音連結(harmonic progression)が何箇所かあるの。特に“truth”っていう言葉のリフレインの中に。デヴィッドのボーカルは豊かな表現と透明感に溢れていて、全曲を通じて優れた言語表現要素がたくさんあって、それがこの曲の歌詞とメロディー要素を強調しているわね。
私は 2:06 -2:21にかけてのブリッジに続くオーケストラのようなリフレインの中で泳ぐようなデヴィッドのヘッドボイスが大好きよ。デヴィッドの声はこの上なく美しくて、この声をとても簡単に、しなやかに出しているの。
この曲は「大きなヒット曲」になるでしょうし、グラミー賞ものだわ。CDの中ではまちがいなく最も強力な曲の1つでしょうね。歌詞も音楽も本物だし、デヴィッドの芸術的才能にぴったり。ブラボー!

「You Can」
曲の導入部のアコースティック・ギターの愛らしい調べとそれに続くデヴィッドの心に触れるハミングが大好きよ。この静かな曲は“A Little Too Not Over You”とはいいコントラストになっていて、CDのプログラム順としては素晴らしい配置だわ。将来的にこの曲がシングルカットされることもあるかしら。きっとあるわね!
この曲には美しいメッセージとゴージャスなメロディがあって、デヴィッドがこの曲を愛しているのがわかるわ。彼のこの曲への感情的な入り込み方は明白で、彼の声で表現される内容は正真正銘の本物だわ。
この曲は、新郎新婦が結婚式で最初に踊る曲にぴったりだわ。この曲には大ヒットの予感がするわ。あたなはどう?2:43のロングサステインとそれに続く数秒の静寂は、芸術的に完璧だわ。これが、驚きとその後の予感っていう要素を付け加えているわね。
この曲、本当に大好きだわ。すべてが完璧。終盤に向けてデヴィッドがいとも簡単に出しているラブリーなヘッドボイスこそ、私がアメリカン・アイドルで彼の歌を聞いた瞬間に彼の声にほれ込んだ理由のひとつなのよ。
ああもう、この曲を消化するためには少し休憩が必要ね。ゴージャスだわ、ただひたすらゴージャス!

では、MLさんと一緒にここでまた少し休憩です(笑)。
しかし、はっきりと好みが出ているような・・・・。わかりやすい方ですわね。


マスタークラス・レディのアルバム評(1) [Debut Album]

あけましておめでとうございます!

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本年もよろしくお願い申し上げます。


新年だから、めでたく行きましょう!
というわけで、いつもデヴィッドの歌をとにかく褒めまくってくれるマスタークラス・レディさんによるデビューアルバム「David Archuleta」評です。

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デヴィッド・アーチュレッタのCD評を述べる前に、まずは大衆にアピールするCDをリリースすることがどんなに重要かを理解しているアーチストの音楽を聴くことは、すごく新鮮だったってことを言いたいわ。
デヴィッド・アーチュレッタと彼の助言者やミュージシャン達がとっても一生懸命に取り組んで、芸術的に混じりけのないCDを制作したわね。過度に作られた、神経に障るようなエッジィなサウンドがうまく排除されていることに感謝するわ。そのおかげでボーカルがとってもクリアに響いて、デヴィッドのゴージャスで素晴らしいヘッドボイスが、全曲を通じて完璧なピッチで表現されているわね。

「Crush」
私は、デヴィッドがこの最初の曲で表現した抑えられないほどの情熱が大好きなの。彼は自分の若い人間性を雄弁に表す選曲をしているわね。とっても賢いわ。この曲が多大な成功を収めている理由は2つあるわね。若者の恋を前向きに、アップビートで肯定していることと、デヴィッドの柔軟なボーカル能力を駆使していることよ。
メロディはとってもキャッチィで、ラジオにはぴったりね。でも、私がもっとも感じ入ったのは、デヴィッドの著しいボーカル能力よ。彼は自分の音域のあらゆる部分を、明確さと精密さをもってコントロールしているの。それと同時に豊かな表現をフロントとセンターで保っているのよ。デヴィッドにとって歌詞と音楽の両方がとっても重要で、彼はこの両方の要素を使って彼の巨大なアーチストとしての才能を表す素晴らしい曲を生み出したのよ。
そうそう、コーラスの美しいボーカルについて忘れるわけにはいかないわ。みんなデヴィッドなのよ!この曲のもつ冗長なエレメントは、多くのアーチストにとってはかなりの難題よ。でもデヴィッドの巨大な技術的才能が、この曲の中で完璧なペースで息継ぎすることを可能にしているの。だから、言葉がいつも明晰で焦点があっているのよ。

「Touch My Hand」
この曲の出だしのデヴィッドの声の究極の美しさには参ったわ。それに0.42秒のところ。彼が「you」って歌うときに彼の声の低音域でのリッチなテクスチャが垣間見えるのよ。彼の声、音域全体を通じてどんなにクリアで透明感があるか、わかるかしら?ゴージャスなのよ、とにかく、ゴージャスなの!
1:00のところのまるでオーケストラのようなボーカルサウンドが大好きよ。この曲のメロディ要素に、別のハーモニーの層が加わっているの。そして、ここで、デヴィッドの美しいヘッドボイスと完璧なピッチの明確さが一緒に味わえるのよ。
これはリズミカルで面白い曲で、ボーカルが抑えられたポジションから徐々にラッシュをかけてフルサウンドへと変化していくところが大好きだわ。デヴィッドが、彼自身とデュエットするのを聴くのは本当に素敵だわ。ヘッドボイスとチェストボイスが1つになったとき、彼の声の継ぎ目のない、非の打ち所のない品質が目の前に描き出されるのよ。

「Barriers」
OK、最初に聞いただけで、即刻、CDの中でこれが私の好きな曲にはならないということができるわ。でも、これはどのアーチストにもあることじゃない?レコーディングの締め切りに合わせて何曲かが「埋めるための曲」になってしまうことは。
それに歌詞。残念ながらベストではないけど、かといって使い捨てるほどでもないわ。
でも、0.55秒の箇所で、この曲は命を吹き込まれているわ。デヴィッドの響き渡る声と豊かな編成がこの曲がありきたりになることから救っているわ。このリフレインは大好きよ。不安と感情に溢れているわ。
そして、とっても奇妙なのは、2番目の歌詞でね、私の中でこの曲が好きになり始めるの。レゲエな感じとタフなところがとってもいいわ。それに、リフレインは純粋に黄金のよう。
“Here we are, lying here”は、ゴージャスなハーモニーで、とってもすてきだわ。

これが延々と12曲分続くのよ。でももうお腹一杯でしょ?
したがって、本日はこれまで。

<オマケ>
シェイマスさんへ↓

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アルバム制作の裏話 - Works for Me [Debut Album]

ウォルマート限定のサービス曲 Works for Me。
デヴィッドが、一番好きだ、といっていた曲ですね。私も好きっ♪

さて、この曲作りにダニエル・ベディングフィールドと一緒に携わったトビー・ライトマン(女性だよん)が、少し前に自身のマイスペースのブログにデヴィッド・アーチュレッタとの曲作りについて書いていましたので、そちらをご紹介。
この方は、シンガーソングライターさんのようですね。↓の写真はデヴィッドとダニエルとトビー。

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2008年11月14日のトビー・ライトマンのブログ
タイトル:デヴィッド・アーチュレッタ

このタイトルは、私のブログのタイトルとしては十分に変なのは分かってるわ。みんなの注意を引くことができるといいけど。とにかく最初から話すわね。
え~と、私は素晴らしく才能に溢れたダニエル・ベディングフィールドとはずっと友達なのよね。前から一緒に曲作りをしたいわねって言ってたんだけど、今まで実現しなかったの。ある日そのクレイジーな友人から今何してる?って電話があったわけ。(強いニュージーランド訛りのアクセントでね)。私が、大したことはしてないわ、っていうと彼は5分後にもう一回電話するよっていうの。その5分後に、今この子とツアーバスで曲を聴いてるんだけど、彼の新しいレコードに曲が必要なんだ、って言うのよ。私は、それは良かったわね。じゃあ「私の」新しいレコードをかけてあげてよって言ったわ。そしたらまた、5分後に掛け直すよって言うの。それから5分後にかかってきた電話は「あああああっ」っていう彼の叫び声だったの。文字通り「ああああっ」よ。「君のレコード気に入ったよ。デヴィッドも気に入ったって。」「デヴィッドって誰?」って聞いたら、ダニエルは、「君は気にするな、5分後に電話するから」って言うのよ。それから5分後に、ダニエルはまた電話してきて、「今アメリカン・アイドルのデヴィッド・アーチュレッタと一緒に曲を書いているんだ。それで、君もこっちにきて一緒に曲作りに参加すべきだと思うんだよね。明日の朝9:00にきてくれ。」(この時点で私はそれが誰かは気にもとめなかったわ。この段階でクリエイティブになるのは難しいし、それにアイドルは見たことなかったしね・・・)。いずれにしても、私はダニエルを信頼していたから。だから、私はギターを手に朝9:00に起きたばかりのデヴィッドに会いに出かけたわけよ。ダニエルはチャイ・ラテと1ダースのダンキン・ドーナツをかたづけているところだった。私たちは皆を外に出して、私のギターでのアイデアを元に何かを引き出そうとし始めたの。そんな朝の早い時間だと誰も集中できないからね。十分なカフェインを取りながら、とにかく曲作りを初めたの。

その3時間後に、基本的なアイデアは固まったわ。私はここで終わりかと思っていたんだけど。彼の関係者から何も言ってこなかったから。ところがその1ヵ月後にソニーから電話があって、ダニエルと私にタルサまで飛んできてくれっていうのよ。曲を完成させてくれって。タルサは、彼のアメリカン・アイドルの最終公演の場所ね。長い話をはしょって言うと、彼と一緒にこの素敵な曲(killer song)を完成させたのよ。それでこの曲はデヴィッドのニューアルバムのウォルマート限定曲になったってわけ。さらに簡単に言うと、デヴィッド・アーチュレッタのレコードを買うなら、ウォルマートで買いなさいってことよ。曲名は“Works for me”。これは私がほかのアーティストのレコードに提供した初めての曲よ。普通の時間に起きた価値は十分にあったわね。

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ほほほ。これだけでは具体的な曲作りの方法はようわかりませんねえ。三人寄れば文殊の知恵方式だったようですが。あとは、カフェインにダンキンドーナツ?それに、寝起きのデヴィッドが必需品なのね。
でも、あの曲に女性の手が入っていたとは少々意外でした~。

AOLセッション [Debut Album]

いやあ、良かったですね~ AOLのセッション。

↓ ALTNOY




これはなんと11月6日に録画したものなんですよ~。
ってことは、例のジェイ・レノに出る前。うひゃあ。
当初はアルバム発売日の11/11直後ぐらいに出すはずだったのに、感謝祭まで引っ張ってくれちゃって。
これも戦略? 

ところで、AOL。
なんと日本から見れる裏技がありました(こっそり)。

①あなたのPCのコントロールパネルから、「日付と時刻」を選択してください。
②「タイムゾーン」というタグを選択してください。
今は当然「大阪、東京、札幌」になっていると思いますが、これをアメリカのどこかに変更してください。
例えば「山地標準時」
③これでOKです。
↓をクリックするとAOLでデヴィッドが歌ってくれるわよ。
http://music.aol.com/video/crush-aol-sessions/david-archuleta/2329060

やっぱり音声も画像も綺麗だから、全画面表示にするとうっとり~
もちろん、くっくさんのセッションも、びよんせさんのセッションも、みんな見れます。
みてないけど~。

④見終わったらまた東京に戻しときましょうね。(戻し忘れても特に問題ないけど、時間が違ってびっくりするだけ)

私はこれで見れましたが、どのPCでも大丈夫かどうかは???

れっつとらい。

おしまい


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