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イギリスの"David Archuleta"評 [Debut Album]

さて、日本では2/25に発売されたデビュー・アルバム「デヴィッド・アーチュレッタ」。
アマゾンでも一時的に品薄になるなど、かなりの人気のようじゃありませんか!(もしかしたら、外国からの注文が多かったのかしら、なんてことはこの際忘れましょうね~)

そして、デヴィッドのツアーが既に決定しているイギリスでも、3/2にCrushのシングルがリリースされ、さらに3/9に"David Archuleta"が発売されます。(ちなみに内容は米国盤と同じだよん)。

それに先立ち、音楽関係のサイトのレビューが出始めましたので、ひとつご紹介しますね。

◆digital spyの"David Archuleta"評

David Archuleta: 'David Archuleta' 2009/3/9発売
音楽エディタ:Nick Levine

このアーティストについて何も知らず、あるいはカバーだけを見てこのアルバムを聴いたとしたら、デヴィッド・アーチュレッタは健全でママうけの良い20代後半の男性だと判断するだろう。健全でママうけの良い、は十分に当たっているが、シンガーはこのレコードの声よりも、ゆうに10歳は若い。昨シーズンのアメリカン・アイドルで準優勝したアーチュレッタは、すべすべした頬の18歳で、ハイスクール・ミュージカルのメンバーにならすぐにでもなれそうである。

彼のアルバムは、その若い年齢に対して妙に譲歩している。「A Little Too Not Over You」という明らかにダサい曲名や、最初のシングル「Crush」の10代のロマンチックな歌詞などがそれである。しかし、音楽的には最近のテイク・ザットやバックストリート・ボーイズなどにより共通するものを持っている。まるで死を望むハリネズミのように道路の真中にへばりついているしっかりとしたピアノベースのポップソング。歌詞は、特に変わった風もなく、リアリティ番組の直後に慌てて作成したアルバム対して予想される程度のものである。

しかしながら、私は「デヴィッド・アーチュレッタ」が失敗作だと言っているわけではない。"Crush"はこの中で最善であるが、"Barriers"、"My Hands"、"Don't Let Go"のサビはすべて正しい場所で盛り上がっているし、スパンキーな"Your Eyes Don't Lie" は、カントリー・ポップの 'You're So Vain'に少し似ている。実際のところ、不発に終わっているのは "Desperate" (この曲の少し意地悪な歌詞は、アーチュレッタに合わない)と、上手ではあるが結果的にむしろ遡及ポイントがないロビー・ウィリアムズの"Angels"のカバーだけである。

しかし、このアルバム全体のエースは、アーチュレッタ自身である。彼の暖かく力強いボーカルは、どんなに平凡な曲でもワンランク上の曲にしてしまう。そして、彼が自身に溢れているのは間違いない。 "A Little Too Not Over You"のアドリブをチェックしてみるといい。彼は十分に自分を上手く演じている。このどうみても平均的な曲のコレクションを、十分に聴けるデビューアルバムに変身させているのは、デヴィッド・アーチュレッタ自身であるといっても誇張ではない。

評価:5点中の3点

※※※※※

ん?ハリネズミ? また、またあ。音楽評論家の皆さんは、比喩がお好きですねえ。
しかし、このニックさんが正しくのたまっているように、どんな平凡な曲でもデヴィッドが歌うといい曲に聞こえる、っていうのは当たりですね。それに、アドリブの素晴らしさもね。

Angelsに関しては、まあ、イギリス人としてはアメリカ人によるカバー曲を褒めるわけにはいかないんでしょうけど・・・
一度アカペラで聴いてごらんなさい。神聖すぎてびっくりするわよ。特にご自分のお葬式には、デヴィッドのアカペラのAngelsがお勧めです(※)。
※Angelsは、イギリスで自分の葬式にかけたい曲No.1だから



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レコーディング・スタジオって・・ [Debut Album]

さて、いよいよ来週日本盤が発売されるデビュー・アルバム「David Archuleta」。
ご存知のとおり、このアルバムは、殺人的なスケジュールのAIツアーの真っ最中にレコーディングされました。全米を移動しながらのレコーディングですから、レコーディング・スタジオも実に多種多様だったようです。

音楽業界にはかなり疎い、と明言できるわたくしなどは、よく人気歌手がNYやロスでレコーディングしたというのを耳にするたびに、とっても近代的な設備をイメージしておりました。しかし、現実はだいぶ違うようですね・・・。
※HPのあるスタジオにはリンクが張ってありますので、クリックするとそこのHPに行きます。

デヴィッドのライナー・ノーツに書かれている情報を元に、デヴィッドの録音したスタジオを調べた奇特なファンがいらっしゃいました(って、何のことはない、スナーキーのAmyさんですけどね)。では、曲目順にわかる範囲で紹介しますね。

CRUSH
レコーディング場所:Chalice Recording のスタジオE(ロス・アンジェルス)。

R43.png

デヴィッドとイーマン氏


TOUCH MY HAND
レコーディング場所:Cornerstone Studios Recording Co.(オクラホマ州エドモンド)

R44.jpeg


BARRIERS
レコーディング場所:Quad Studios(NY) & Cornerstone (同上、オクラホマ)

MY HANDS
レコーディング場所:Chalice (Crushと同じ)

A LITTLE TOO NOT OVER YOU
レコーディング場所:録音スタジオの表記なし。

YOU CAN
レコーディング場所:Rock Mafia Records (ミネソタ州ミネアポリス)

RUNNING
レコーディング場所:Quad Studios(同上)およびRavenite Social Club (LA)

DESPERATE
レコーディング場所:The Tree House (テネシー州ナッシュビル)、The Fly And The Bee Studio(カリフォルニア州ノースハリウッド) 、The Lodge Recording Studios(インディアナ州インディアナポリス)。
※他にもスゥエーデンのストックホルムでレコーディングされたことになっているが、デヴィッドは行っていないと思われます。
R45-2.jpg
R45.jpg


TO BE WITH YOU
レコーディング場所:Chalice (同上)、Omega Studios(メリーランド州ロックヴィル).

DON'T LET GO
レコーディング場所:3:20 Studios

YOUR EYES DON'T LIE
レコーディング場所:Rock Mafia

ANGELS
レコーディング場所:SquawkBox Studio(ロス)およびNRG Recording (ノースハリウッド)。

FALLING
R46.jpg


デヴィッドとカート・ベスター


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イギリスでの "Crush" の評判 [Debut Album]

さて、世間話の海におぼれる前に、デヴィッド界に戻らないとっ。

デヴィッドのUKツアー日程が発表されましたが、果たしてデヴィッドのUKでの評判はいかがなものか?
というわけで、イギリスのお洒落な女性のための総合情報サイトFemaleFirstによるCrushのレビューを紹介します♪

Single Review: David Archuleta - Crush
2009/1/7


最初に私がメタル/ロックのファンで、時折エモ・ミュージックを聴くってことを言っておいた方がいいわね。最近のR&Bについては少々心もとなく思っていたわ。特にそれが17歳の音楽となるとね。
ところがアメリカン・アイドルの準優勝者で、フォーブス誌の2008年にブレークするスターの第2位に入った彼が、私の考えを完全に変えたのには驚いたわ。

私は常々タレント発掘番組出身者には少々懸念を抱いているの。たいしたことない集団の中でのベストにすぎない場合がほとんどだから。但し、レオナ・ルイス、ジェニファ・ハドソン、それにケリー・クラークソンは明らかな例外だけど。それに、今回デヴィッド・アーチュレッタが加わったわね。

アメリカン・アイドルでの彼の心臓が止まるようなパフォーマンスを見れなかった運の悪い人たちは、この曲が、ゆっくりとグラインドする歌詞と、あなたの足をダンス・フロアに降ろさせて、そしてあなたの誘うような目がその部屋の中で最も素敵な男性を探させるようなサビとのミックスであることを知って幸せに感じることでしょう。

過去数年間のボーイ・バンド(ブルー、インシンク、バックストリート・ボーイズ)の中からすべての才能を引っ張り出して一緒にし、それにもっとエッジィなサウンドと超ホットな男性を組み合わせたとしたら・・。 デヴィッド・アーチュレッタのCrushができあがるに違いない、と私は思うわ。

この心の琴線に触れるキャッチィな曲を17歳の少年が歌っているなんて、信じられないわ。この年でこんな曲を生み出すのだとしたら、瞬く間に人々を恍惚とさせるような曲を提供するようになることに疑いの余地はないわね。

本物のアメリカン・アイドルからの絶対的にショッキングなデビューシングル。ついに未完の大器の登場ね。

評価:5点中の5点
FemaleFirst - Ruth Harrison

◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆

しかし、音楽のレビューって、例のシュレザックさんの「窓辺のピンクのペチュニア」を代表に、よう分からん表現が多いのですが、これもかなりだわっ(誤訳かもしれんがね)。まあ、雰囲気は伝わるでしょう。

いずれにしても、Crushをべた褒めしてくれていることに間違いはないと思われます。英国の皆さん(特にまくふらいファンの方々)がこれほど熱狂的に迎えてくれるかどうかはまったくわかりませんが、いいセンいくかも!?
※ちなみにこの方、後日デヴィッドに独占インタビューもしていらっしゃいます。そちらは機会があればここかAAAで紹介予定。

◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◆

さて、hirorinさんからコメント欄でご質問頂いた2008/12/6のハリウッドでのツリー点灯式イベントについてです。
このツリー点灯式は、すべてがHIV/AIDSを患った子供達のためのチャリティ・イベントでした。
では、あの部屋の中で歌ったAngelsとO Holy Night は何だったのか?その疑問は当然です。

実はあれは、$100以上寄付した人のためのVIP用レセプションだったんですよ。
(今調べてきましたから、多分間違いないと思います[わーい(嬉しい顔)]
チャリティに協力する人々には心から感謝するデヴィッドですから、あの素敵な歌声も納得です。

100ドルってことは1万円位ですから、こんなに素敵な曲が聴けると分かっていたら、どど~んと寄付したかもしれませんね(動機が不純かしらね、やっぱり)。



(いいわけ)
本来は、デヴィッドが参加するイベントについて、それぞれ背景をちゃんと説明すべきなのですが、予想以上にデヴィッドの参加イベントが多く(正直なところ、Jiveの頑張りがこれほどとは思ってませんでしたっ)、パフォをアップするのが精一杯なのが現状です。
※時間ができたらフォローするつもりなのに、ぜんぜん時間ができないの[ふらふら]。次から次にニュースが出るし。例のLet's talk abot Loveにしても、それなりに背景があるのですが、紹介する前にどんどん先に進んじゃって(泣)。まあ、これは嬉しい悲鳴と解釈すべきでしょーね。ボランティア募集です。聞いてるぅ、NBちゃん!

だから、わからなかったらどんどん質問してください。そのほうが、どこが抜けたかがわかるので、かえって助かります♪


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ビルボードのALTNOY評 [Debut Album]

ビルボードが、ALTNOYについて、素敵な評を出してくれています。
日付が2009/1/31になっているので、次号のビルボード誌で紹介される内容かもしれないとか。

A Little Too Not Over You

"ソウルフルな「A Little Too Not Over You」は、デヴィッド・アーチュレッタのビルボードHot100で第2位を飾った「Crush」に続くシングルである。「Ay ay ay」の繰り返しがこの曲のサビを確かなものにし、甘いアコースティックギターのサウンドとたゆたうメロディが、アメリカンアイドル準優勝者のソウルフルな説得力のある歌声とほどよい対称をなし、一方でブリッジでのクライマックスのフォルセットがそれをまとめている。これこそまさに新世代の歌声である。その感情豊かで一貫したポップな声で、アーチュレッタはチャートをブレイクしたように心に触れる。"

※で、何でここにコレを書くか。それはね、このビルボードの批評は、デヴィッドをすんごく褒めてることは確かなんだけど、音楽用語に極端に疎い私ではいい日本語にならないのよ。かといって紹介しないのももったいないしね。

原文はこれ↓

The soulful "A Little Too Not Over You" follows David Archuleta's No. 2 Billboard Hot 100 breakout ballad "Crush." "Ay ay ay" chants cement the track's chorus, and a sweet acoustic strum and floating melody deliver a fitting contrast to the "American Idol" runner-up's soulful conviction, while a climactic falsetto at the bridge takes this one home. Here is the voice of a new generation: With his emotive pop consistency, Archuleta will touch hearts as he breaks the charts.—Michael Menachem

誰かいい日本語にしてちょうだい♪



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マスタークラス・レディのアルバム評(4) [Debut Album]

ひゃああ、まさかこれが終わるのにこんなに時間が経過するとはまったく思ってませんでした!まあ、ちょっと予定外に忙しかったとはいえ、以前なら1つの記事で終わらせていた分量なのに~。半年の間にヒトってこんなに年をとるものなの~(泣)。

ま、いいや。これが現実だ、というわけで気を取り直して生きましょう♪(誤植じゃないよ)。

■マスタークラス・レディのアルバム評(4)

「Don’t Let Go」
この曲は、このCDの中では2度目にデヴィッドの作曲の才能が強調されているわね。なんて優れたミージシャンなんでしょう!この曲のどの点をとっても、デヴィッドのボーカル能力が明確にリスナーに届けられているわ。フレーズが変わるごとに彼のヘッドボイスが聞こえるの。ピッチは完璧だし、豊かなエネルギーと情熱に満ち溢れているわ。
私はこの曲の話しかけるようなところが大好きよ。デヴィッドの声が、歌詞もメロディラインも真摯にかつ芸術的に包み込んでいるわ。

それにこの曲の大半で、デヴィッドの下限の低い声を聴けるのが素晴らしいわ。ここでの彼はまるで、まったく別人にように聴こえない?彼の低い声は、あの若い年齢から考えると信じられないくらいに発達していて、よく響いてるわ。

「Your Eyes Don’t Lie」
このカントリースタイルの導入部はいったい何なの? 最初に聞いたときは、あの耳障りな口笛のせいで私のCDプレーヤが故障したんじゃないかと思ったわ。

でも、それからデヴィッドの完璧なピッチの声が聞こえてきて、再び世界が平穏に戻ったってわけ。あの口笛は私を笑わせるためだけのもの?とってもクイックよね?これは、何かラジオ向けなのかしら?とにかく何か違っていて奇妙なのが近頃は流行るようだから。これはまるで、キャリー・アンダーウッドの"Before He Cheats"のデヴィッド版ね。こういう意図なのかしら?とりあえず座って楽しみに待つことにしましょう。

「Angels」
そして、デヴィッドの大好きなこの曲。私たちはみんな、今夏のアメリカン・アイドルツアーで、デヴィッドがこの曲をすべての場所で歌ったのを知ってるわね。
私が2008/11/1にこの曲について出したレビューにリンクするわね。これは美しい着想でとても見事に演奏されている曲よ。聴くたびに私のハートと魂をわしづかみにするの。

※Angelsのリンク先のレビュー内容をわざわざ訳すことはしませんが、これまでのMCLさんのレビュー内容のどれでも好きなのを選んで読んでくださいね。きっとほぼ同じことが書いてあるわよ~(笑)。

「Your Eyes Don’t Lie」


こちらがキャリー・アンダーウッドのBefore He Cheats



似てる~?

コメント(53) 
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